長いこと、ボードゲームをやってきたので「いいボードゲームの条件」を考えてみる。以下の2要素で決定される。
1.勝者が決定するまでの時間
短い方が望ましい。ボードゲームをプレイする上での喜びの1つは「学習」にあると思っていて、勝ち/負けのプロセスを通して戦略を考えて、プレイング変えて結果を試してみるという体験をするためにボードゲームをやっているといっても過言でないのだが、だいたい、ボードゲームをプレイできる時間は限られており1ゲームが長すぎるとこのような体験ができなくなる。
体感では30分以下であれば秀逸、60分を超えると長めだと感じる。
ただし、短ければいいのであればジャンケンが最高のボードゲームということになるがそうならないのは第2の要素のためである。
2.勝利に対する納得感
最後勝った時、あるいは負けた時に、自分の意思決定が反映されたと感じることは欠かせない。1時間あれば2人ジャンケンは3,000回は繰り返せるだろうが、仮に3,000回勝利しても自分の運量しか確認することができず、空虚感しか残らないだろう。それはルドー、ビンゴゲーム、ババ抜きでも同様である。
世のボードゲームでは戦略・決断・利得計算・リスクテイク/ヘッジ・ブラフ・コミュニケーションの過程がフィードバックされて自分の勝利/敗北に繋がるようにできており、それが結果に対する納得感をもたらす。
1と2を総合すると、かけた時間に対してどれだけの納得感を得ることができるかのコスト・リターン比が高いものが「いいボードゲーム」たり得る。
さて、これまでプレイしたボードゲームを思いつく限り思い出して2要素でプロットしたのが下図になる。

プレイして間もないゲームもあればご無沙汰なゲームもあるので正確ではないが、この図でいくと左上の領域から順にプレイしていくと、大きく外れないということになる。今後、各ボードゲームについて振り返っていく(かもしれない)
あと、見てる方で上の図に反論があったらぜひコメントください。自分の捉え方と他人の捉え方の違いもぜひ知りたい
こうやって可視化すると、所要時間3時間以上かかって勝っても「不思議の勝ち」感の強い「桃太郎電鉄」って本当に罪悪ですよね。
まあ、5年くらいずっとプレイしている私も同罪なんですが。
主文:「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~」および「桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~」を懲役5年、もしくは2時間30分に処す
いわゆるボドゲ好きの中には、左下を好む層と右上を好む層がいて
そのバランスって難しいですよね
毎回最後に主文が読めるってことですか?
御社の恩赦をください さん、コメントありがとうございます
そうっすねー、同じ人でもテンションによって違ったりするし一回重いボドゲやったら軽いのやっておきたかったりしますよね
飽きるまではやります